熱帯魚・水草・昆虫 飼育データあれこれ

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アミアカルバ                  ~ホントに心配です~

体長: 最大50cm
餌: 人工飼料、乾燥エビ
飼育水: 広く適応 26℃程度で中性付近の淡水
価格: 5,000円~

 

 今は飼っていませんが、お気に入りの一匹でした。 この魚を知った きっかけは、書籍です。 その本に載っていたアミアカルバの写真に魅了されてしまい、ショップで見かけて即購入しました。 5cmくらいの おちびさんが5,000円くらいしたと思います。 今思えば かなり 写りのいい写真ではあったのですが、それでも 決して実物にガッカリすることはありませんでした。 カッコいい魚でしたよ。

 

 第一の魅力は顔ですね。 何と言っても顔がハンサムです。(笑) 動物の中には、人間の世界に来てもイケメンの部類に入りそうなのが たまにいますが(チーターとか)、こいつもそれですね。 

 

 そしてヒレ。 ゆっくり移動するときは、普通に泳がず 長い背びれを波打たせて進みます。 その姿がなかなか美しいです。 

 

 そのうえ かなり飼いやすい部類に入ります。 何でもよく食べ、人工飼料にもすぐに餌付きますし、一度も病気になりませんでした。 混泳許容度も広いですね。 これは大型肉食魚としては貴重。 アロワナと一緒に飼っていたので、たまに鋭い歯で切りつけられて おでこにキズを作っていましたけど、攻撃することはあまりなかったです。 やったことないけどダトニオ・ガー・ポリプ系との混泳も余裕でしょう。

 

 ただ現地で生息数が減っているみたいで超心配です。 お気に入りの魚だけに。 最近では全く入荷しない年もあります。 一属一種と言って生物分類的にも貴重な魚なんですけど。 この辺が、愛好家と現地採集業者が別ってところで 行き過ぎた状況を生むんでしょうね。 愛好家が自然破壊までは望んでいなくとも、業者は食い扶持と思って捕り尽くす。 たとえ我々に出来ることは少なくても、我々も当事者の一人としての責任ある行動が求められているんですねー。 ガーの規制もその一環と言えるでしょう。