熱帯魚・水草・昆虫 飼育データあれこれ

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ライオンフィッシュ               ~淡水か?汽水か?問題~

体長: 最大20cm
餌: 活き餌、乾燥エビ
飼育水: 広く適応 26℃程度で中性付近の淡水~汽水
価格: 2,000円~

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 おもしろい顔ですよねー。 失礼極まりない始まり方ですが。(笑) 思えば動物の顔ってどうやって決まるんでしょう。 機能的な部分が決定したら、異性から見た 美的センスによる選別が 進化に影響していくのではないんでしょうかね。 だとするとライオンフィッシュのメスは、こんな顔したオスが好みなのでしょうか。 まさかオスがこんな顔のメスを好きってことは・・・。 謎は深まるばかりです。 そう言いながら、そんな顔した魚をわざわざ飼育している私がいるのですから。 誰も皆それぞれに魅力がある、そういうことで。

 

 ただこの魚を飼いたいと思った人は、必ずこの問題にぶち当たるでしょうね。 熱帯魚界では おなじみの 淡水汽水問題。 私もたくさんネット検索しましたし、実際に飼っていますが、この魚に関しては難しいです。 実に難しい。 

 

 まず、ライオンフィッシュと言われている魚には数種いて、その多くは汽水系ですが、淡水系も 確かに存在するようです。 しかし見た目があんまり変わらない。 縦じまと横じまくらい 分かりやすかったらいいんですけどね。 そして生息域が近く、同じ国からやってくることもある。 さらに ややこしいことに、どちらもある程度の適応力があるため、淡水系が河口付近で捕れることもあれば、汽水系が淡水域まで上って捕獲されることもある。 こうなると、いいかげんな現地のトリコさん(兼業漁師のこと)の情報が現地バイヤーに伝わり輸出入業者→ショップとくれば、もう真相は闇の中といった感じです。 ショップ店員に聞いても 知らなかったり間違えたりするのはそのためなんですね。 分かんないんですよ本当に。 私の感覚としては(これが一番あてにならなかったりして)、タイ便で来るライオンフィッシュは ほぼ汽水系。 インド便とベトナム便で来るものの中に、淡水系がいる。 淡水アンコウと表示されていれば、淡水系の確率やや高し。 若いメガネの店員の言うことはテキトー。 最後は冗談ですが(笑)、ショップで淡水ストックされていても関係ありませんよ。 数週間あるいは数か月程度の適応力は全然ありますのでね。

 

 実際 私も淡水で飼えたらいいなーと思って買ってきたライオンフィッシュを、しばらく淡水で飼育しましたが 餌食いが悪く、汽水にしたとたん食欲が上がったので、そーゆー事ねって感じで納得して諦めました。