熱帯魚・水草・昆虫 飼育データあれこれ

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キンペコ(メガクラウン)②           ~小型プレコの模様は つまるところ~

体長: 最大13cm
餌: 人工飼料 クロレラ
飼育水: 広く適応 26℃程度で中性付近の淡水
価格: 5,000円~

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 プレコのメガクラウンという名前・・・どうなんでしょう。 なんか使い方が雑になっているような感じですね。 かく言う私も ぼんやりとしか理解していないのですが。(ですので もし間違っていたらご指摘下さい、速やかに訂正させて頂きます) 最近では、ショップで “メガクラウン” と称して販売されているプレコに「うん?」って思うこともあります。

 これは、少しでも高く売りたいという販売者側の心理から、ちょっと高級なキンペコにメガクラウン、ちょっと白っぽい美個体にメガクラウンと、乱発して販売した結果、それらを入手した人もまた、その個体とその子孫をメガクラウンと称し、メガクラウンが氾濫したために、本当のメガクラウンを “リアルメガクラウン” と言わなければならなくなるという・・・そんなおかしなことになったというのです。

 

 また、それ以前に “なんとかメガクラウン” という全然別のプレコが存在していたことも話をややこしくしています。

 

 リアルメガクラウンの起源は、一人のブリーダーだと言われています。 その方が大のプレコマニアで、ドイツブリードのL236のうち美個体のみをコレクションしてブリードするうち、通常のキンペコとは明らかに一線を画す、白地と黒地が反転した美しいプレコの血統を作り出したとのことです。 しかしこれは突然変異的なものらしく、種として固定するには至らなかったため、通常よりも高確率で白黒反転個体が出現する美しいキンペコの血統・・・というようなところに留まりました。 そしてこの辺りの美しいプレコは ほぼブリードものなので、血統が把握できなくなり、Lナンバーも あてにならなくなってしまいました。 10年後はどうなっているでしょうね。