熱帯魚・水草・昆虫 飼育データあれこれ

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フレッシュウォーターレオパードモレイ③     ~真の淡水ウツボはこれ一択~

体長: 最大50cm
餌: メダカ、クリル、ミニキャット
飼育水: 広く適応 26℃程度で中性付近の淡水
価格: 10,000円~

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 今日はこいつの困った生態について。 この魚フレッシュウォーターレオパードモレイ(ヤマウツボ)が、物陰や隙間などに 好んで入り込む習性を持つことは、皆さんご存知でしょう。 海のウツボ達も、海底の穴から顔だけ出して怖い顔で威嚇する姿がテレビなどでよく見られます。 ショップでも、無造作に入れられたパイプに 何匹ものウツボが ぎゅうぎゅう詰めになって売られていたりしますよね。 まあ あれについては 気持ち悪いのか 気持ちいいのか 本人に聞いてみたい感じもしますが。(笑)

 

 ウチのも同じです。 ですが・・・むむ。 いない! ウツボがいない! 脱走か? ウツボの死因第1位の脱走か? ウツボ飼育の問題点第1位の脱走か? ウツボ飼ってて これさえなけりゃなーと思う面倒なこと第1位の、あの脱走をしよったのか? 水槽内から跡形もなく消えたウチのウツボ。 まじかーと思いながら 部屋の隅々を探し回り、家具をずらし、おーい早く出てこい。(干からびる前に) 全然見つからずに 最悪の事態を想定し、うーん・・・と落ち込んでいると。 あり? おや? 水槽に設置してある外掛け式の濾過装置の中に 長細い影が。 

 

 いたー! ウツボいたー! なんと外掛けフィルターの出水口から滝登りして濾過槽内に入り込んでいたのです。 脱走防止のため 水槽のほとんどの隙間はウールで塞いでありますので、唯一の出口である外掛けフィルターの出水口から脱走を試み、濾過槽に迷い込んで出られなくなったのでしょう。 ちゃぽんと水槽内に戻し、「あほなヤツめ」。

 

 ・・・しかし あほではありませんでした。 むしろ私の想像以上に賢いヤツでした。 ヤマウツボって決まった巣穴を持つんですね。 気に入った場所を自らの巣穴に定め、そこを拠点に活動するのですね。 その日以来、我が家のウツボを水槽内で見かけることは ほとんどなくなりました。 代わりに外掛けフィルターの濾過槽に うっすらと長細い影。 餌の時間になりミニキャットを水槽内に投入すると、匂いを嗅ぎつけて外掛けフィルターから にゅるん! 不器用に時間をかけてミニキャットを食べ尽くしたら、また外掛けフィルターへ戻ってゆきます。 おい・・・。 かわいいヤツめ。