熱帯魚・水草・昆虫 飼育データあれこれ

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水槽を綺麗にする者たち ②

ミジンコ

体長: 最大0,1cm
餌: 人工飼料 グリーンウォーター 汚泥
飼育水: 広く適応 26℃程度で中性付近の淡水
価格: 300円~

 

 まったく盲点でした。 私は田舎の生まれ育ちなので、このミジンコってやつは子供の頃から身近にいたはずなのですが、何とも思っていませんでした。 まあ誰がミジンコ意識するかい?って話でもあるのですが。 

 

 入手のきっかけは道の駅です。 昨今のメダカブームにより、今どきの田舎の道の駅にはメダカが売っていたりします。 楊貴妃や幹之・小川ブラック等の高級ブランドメダカが人気で、それに合わせて鉢や水草も売られていますね。 そしてこれはさすがにレアなのですが、拾ったような空きペットボトルに入ったミジンコが、メダカの餌として売られていました。(笑)

 

 当時、活き餌にしか反応しない魚の餌付けに困っていた私は、よいきっかけになればという実験的な理由で、この汚い空きペットボトルに詰められた汚水を300円で購入しました。 そのどうにも うす汚れた空きペットボト(しつこいね 笑) よーく目を凝らすと、小さな者たちが、ミミズだってオケラだってと元気にピコピコ運動をしています。 「うーん可愛いかも。」 悪くない印象を持ち、帰宅後 まあ害はないだろうと色んな水槽に少しづつ入れていったのですが・・・。 小型魚水槽ではすぐに餌と化したでしょうか。 大型魚水槽ではフィルターに引っ掛かったか 大海原のどこかでピコピコしているのか。 ベランダのグリーンウォーターではどうしていることやら。 とにかくすぐ分かんなくなっちゃうんですね、ミジンコって。

 

 こいつは放っておけば爆増しているといった類のものではありません。 意外と繊細で、条件が整えば 確かにすごいスピードで増えますが、その好条件というのが結構難しいバランスをクリアした末の賜物なのです。 他の生き物を飼っている水槽に投入すると、まず居なくなってしまいます。 ミジンコ専用水槽で育てても、手入れが悪いと1週間くらいで「あれー」ってほどに数が減ってしまいます。 ただ死に絶えた訳でもない場合が多く、特殊な卵などの状態で 細々と生き延びていて何かのきっかけで「なんだ居たの?」ってな具合に増えたり。 そんな所も興味深かったりします。 

 

 ただ・・・ むむっ。 まさかこれは、大発見なのか? 気のせいか。 イヤ確かに・・・アロワナ水槽の水が、透明になっている!!!  アロワナとダトニオを飼っている大型水槽の水が、ミジンコ投入後 明らかに透明度を増しているのです。 私の仮説は、濾過槽内に溜まっていた汚泥が ミジンコの餌になったではないか? というもの。 ただしこれはもう少し調査研究が必要です。 新しい 水の浄化方法として確立できたらいいなー。