熱帯魚・水草・昆虫 飼育データあれこれ

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アジアアロワナ                 ~熱帯魚の王様は やはり難しいのか~

体長: 最大60cm

餌: 人工飼料、クリル、小赤、活きエビ

飼育水: 広く適応 26℃程度で中性付近の淡水

価格: 30,000円~

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 大型肉食魚をやれば、最後はここに行き着く・・・見た目の美しさ・迫力の生態・容易に手が出せない値段・・・アジアアロワナは やはり熱帯魚の王様なのでしょう。 東南アジア ブリーダーの大規模化により 値段も落ち着いてくるかと思いきや、中国経済の発展で、よい個体は中国人富裕層が買い占めている現状。 アジアアロワナは相変わらず高嶺の花となっております。

 

 この魚のステータス性も相まって、ネットでは これ見よがしのアロワナ自慢・大型水槽自慢が溢れていますね。 ペットとステータスって切っても切り離せないものなのでしょうか。 犬でもそういう傾向ありますし。 ウチのは貧乏人には買えない高い犬だぞぉ って。 広い庭で飼ってあげないと犬が可哀そう・・みたいな動物愛護に見せかけた間接自慢も やですよね。 犬を使って 自分の評価を高めようとしてる時点で その人の本質が*@+¥/// 話がそれましたが。(笑) 

 

 私は、アロワナと言えども 気に入ったのなら飼いたいと思うのは当然だし、出来るだけ手軽に健康に飼える方法があればいいなーって思います。 だから盆栽飼育(大型魚を小型水槽で終生飼育すること)の良い方法などあれば、積極的に情報発信していきたいと思っています。 とはいえ、今のところは やはりアジアアロワナの飼育には 120cm水槽が最低ラインでしょうか。 

 

 というのは、この魚 とても丈夫で食欲旺盛で かなりの長寿なのですが、飼育環境が良くないと いろんな所に変調をきたすのです。 代表的なのは、エラめくれ・鱗欠け・目たれ・顎ずれといったところ。 しかも、どれもイマイチ原因と対処法が はっきりしないんですよね。 私の経験で言えば、エラめくれ と 鱗欠け は水替えを頑張って、常に新しい水で飼育すれば、かなり防ぐことができると感じています。 しかし残念ながら水槽の狭さは、エラめくれの原因のひとつかも知れません。 顎ずれは ほぼ遺伝によって決まる感じで、なったらしょうがないというか、買う時に顎ずれしていないか しっかりチェックする以外なさそうです。 あと、過背金龍の鱗欠けも遺伝的要素が大きいように思います。 なるやつは もともと なりやすい体質なのでしょう。 古い水で飼っても、紅龍に鱗欠けが出たことはありません。 目たれ の原因はいろいろ言われますが、私は肥満との関係を疑っています。 餌を与え過ぎなければ、あまり ならない感じです。 写真で見る 目たれアロワナ達は みんな丸々と太ってますしね。(笑) ただ、東南アジアのファームでは、水槽で飼育しているアロワナに目たれ傾向が出てきた場合、池に放すという治療法を用いるそうです。 しばらく池で飼っていると 目たれ が治るのだそうで、だとすると やはり従来言われている アロワナの視線方向が 主な原因と言えそうです。 池に放すことで、餌の過多と運動不足が解消され 肥満も改善するから・・というのは考え過ぎでしょうか。